ご挨拶

核兵器禁止条約が2021年1月22日発効



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  核兵器禁止条約が1月22日正午に国際法として発効しました。ICANから正午に鐘を鳴らしましょうの呼びかけがあって、地元馬見丘陵公園のカリヨンの丘に登って大時計の針が12時を指して鐘が鳴り終わった後、広陵町の仲間の皆さんと原爆許すまじ、長崎の鐘、青い空は、折り鶴を合唱しました。雨で公園には人影がなく久しぶりに大きな声でマスクを着けたままでしたが歌いました。

 生きていてよかった それを感じたくて 広島の町から ここまで歩いてきた(^^♪折り鶴の一説です。 被爆者のことを思うときっとこんな気持ちだろうと胸が熱くなりました。

 2017年国連で採択された時50か国が批准したらその90日後から発効とされました。トランプ政権は批准するなと圧力をかけましたが、どこも取り消したところはありませんでした。日本政府は核保有国と非保有国の橋渡しになるといいつつ何も具体的行動はしてきていません。アメリカの傘に守られて日本の平和が保たれていると日本は国民に信じ込ませてきましたが、核兵器そのものが国際法で「悪」になったのですから、悪に守られる平和はあり得ません。クラスター爆弾や地雷の時も保有国の参加はありませんでしたが、法ができたことで使用ができなくなってきたのは確かです。原発の安全神話が崩れたように抑止力論も崩れていくでしょう。
 核兵器禁止条約は何を禁止したのでしょうか 開発 製造 使用 実験 備蓄 移譲 そして使用するという威嚇です。

 核兵器にどれだけのお金が使われてきたでしょうか。それはコロナで明らかになったように何一つ私たちの命を守る安全保障の役に立っていません。核兵器の存在が平和のバランスを保つという核抑止力論の呪縛はもう解け出してきました。 本当の安全保障はすべての国が対等に話し合い、自由に意見を交わしてこそ築くことができるはずです。大国がルールを決める時代はもう終わりました。多数派の国が世界を動かす時代になったのです。

 アメリカのトランプ大統領の支持者たちが連邦議会になだれ込み5人の死者を出すという驚く事件が起きました。あの時いわれたことは大統領は核のボタンを持っているということでした。核兵器は廃絶するしかありません。

 核兵器禁止条約署名国は1月22日カンボジアが批准して52か国になりました。署名国は86です。日本が参加しないとかたくなですが、今の政府がサインをしないのなら核兵器禁止条約にサインする新たな政権を作るだけです。平和を愛する仲間と手をつないで進みましょう。

 




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