2020年12月10日
医療現場の声を県は正しく認識すべき
知事が先日の記者会見で「奈良県はコロナであまりひっ迫していない、医療関係者からも声を聴いていない。」といわれた翌日。控室には怒りの電話。「現場の声を聴いてください。共産党は議員が手分けしてもっと生々しい現実を具体的に県に伝えてください」と。
同じ日には医療関係者から、「現場が大変。いつコロナの陽性が出てもおかしくない。もし出たら閉めないといけなくなるがその保証もない。濃厚接触で検査が陰性でも2週間自宅待機になれば、その間の保証はない。高齢者施設でコロナの疑いがあっても、今は受け入れてくれる医療機関がない。施設閉鎖で家族介護を余儀なくされている。」
現場と県の受け止めにかなりの温度差があります。昨日一般質問を終えたので朝から関係者の生の声を聞きに行ってきました。
「病床の確保ができていないのに、県はあるようなことを言っている。今までは検査ができなかったが駐車場で実施。国保の県のやり方では市町村の職員が大変になる。差し押さえなどの強化で心のケアは考えていない。
県の発表している476床は「これからそうしようという数字で、それをするには一般病床を転用しなくてはならない、人手不足もあってかなり厳しいのでは。」 |
今日は山村議員が厚生委員会の為、本当の情報を県は県民に伝えるべきと聞いてきたことを報告。
厚生委員会でも厳しく取り上げてくれました。
知事の記者会見が行われ、467の数字は年末ごろにこれくらいになればという数字。
と事実と異なることを認めた会見を行っていました。しかしまだまだ厳しい現場の実態が伝わっていません。
県はステップ3に移行することを発表。
今日現在 患者数 249人
重症 6人 ① 重症対応 27床(工事中も含む)現在16床
中等症 21人 ②
軽軽症 222人 入院160人 ③
①+②+③ = 入院 187人
宿泊療養 62人 宿泊療養 108室中 62人
ステップ2 入院 324床 うち重症 16床 宿泊施設 108床
14日から 34室 PCR検査結果待ちの自宅待機者の家族の為の宿泊施設。
ステップ3 になると入院467床 うち重症対応 27床 宿泊施設 108室+α
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